もりきっちゃんのひとり言

女教皇　PRIESTESS

「おんなきょうこうのえれじー」
　
　　私、この人、知ってるねん。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　すっごく、きれいなんやー。
　　　　賢くて、冷静で、少女のように純粋で・・・・・

　でも、ホンマに仲良なって、夜中じゅう話して、とことん聞いてみたら、

　　ほんまは、ちゃうかってんなぁ、あんた。
　　　　絶対、人に知られん所で、陰に隠れた恋をして、
　　　　　　　　　自分の心の強さに、業に、さいなまれて、
　　　　　　　　　　　　それでも、
　　背筋を伸ばして、冷やこい足元を無視しながら、
　　　　　　見えない世界から送られてくる、言葉を
　　　　　　　　　　　　　　一生懸命、伝えてきたんや、なぁ、あんた。
　　　そんな、あんた、誰も責められへん、ほんまやで。
　　　　　　　
　　世の中、白黒だけやない、　そんな事を　男は言うねん
　　　　　　　　　頭では分かってる、
　　　　汗臭い、男の人なんかより、ずっと、物事も知ってる
　　　　　　　　　　　　　　　　けど、
　　　　　　　なんぼ、偉うても、　そう、うちらは　おんな
　　　　　頭でわかっても、心が、後ろに隠した、心が、言うねん

　　　　　　　どっちか、はっきり、せえよ！！